2013年2月8日金曜日

「おとのわ 2013」 終わってその後 3

おとのわ が終わりもうすぐ一週間になりますが、
心の中の名場面を思い返しながらの日常です。
お父さんが赤ちゃんを抱きビールを飲みこけし劇を
観ている姿、忘れられません。

ご参加頂いた皆さんのブログでもおとのわでの事を書いて下さっています。
こちらからLINK させて頂きます。


昨年に引き続き大人気手作りホットドッグ等美味しい物を
届けて下さった
                   うつろひカフェ+茶ろんももさん


安心のお菓子やお茶。小さな5本指の靴下等届けてくれた

                            カエルノワさん


カエルノワさんとご一緒のブースで、元気な笑顔で
秋保の美味しい野菜等届けて下さった     山中マルシェさん


厚地の素敵な鍋敷き・美味しいりんごのじゅーす等
美しい仕事をぎゅっと詰めて届けて下さった      庭音さん


こけしぼっこでの活躍はもちろんの事、  
本業はホームスパン・羊毛フェルト作家さん      A-Skip*さん


おとのわ2回目の出演こけし人形劇と、
わたしのこけしでWSをして頂いた          こけしぼっこさん


山形のドライフルーツ・焼き印も手作りの焼き菓子
ふつきぱんさん等どれもこれも小さなこだわりの品々を届けて下さった                                         
                                 wasanbonさん


昨年も参加頂きとても心強いです、美味しいお菓子スタッフさん
手作りの品々とても素敵なものを届けて下さった     
                             あしたのたねさん



皆さんの おとのわ に寄せて下さる想いが嬉しいです。
ありがとうございます!


みゆき

2013年2月7日木曜日

『おとのわ 2013』 終わってその後 2




「おとのわ 2013」に
ご出演いただいた、
yumboの
「おとのわに寄せて」を
許可いただいて転載します。
ぜひご一読ください。



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「おとのわ」に寄せて

(宣伝段階でHPのためにメッセージ依頼されていましたが
 どうしても書けず間に合わなかったので、
 今更何の役にも立ちませんが思うところあったので
 書いておきます)

2011年によく聞いた
「暖かいご飯と暖房や毛布に比べて、災害時には
芸術は何の役にも立たない」という言説は、
僕には耐え難いものだった。
はっきりさせておきたいのは、そんな事は当たり前だ、という事だ。
他でもない僕自身が、
しばらくの間は音楽を演るのも聴くのも気が進まなかったし、
日常的に水を飲むように観ている映画にしても、
ちっとも面白いと思えなくなっていたのだから。
それよりも暖かい場所でご飯を食べられたり、
安心して眠れる方がどんなに尊いと思ったか知れない。
仮にそこで我々が「こういう場合は芸術は何の役にも立たない」と思い、
それを口にするのは致し方ない事ではあるけれど、
それでも、
そんな風にジャッジされてしまう対象が「芸術」であるという事が、
本当に辛かった。
繰り返しになるが、
あんな災害時には僕の大好きなアルドリッチの映画も、ルオーの絵も、
シェシズの「約束はできない」のようなレコードも、
人の命のたすけにはならない。
しかしそれは飽くまで即物的な意味合いでそうなのであって、
僕が耐えられなかったのは、
それほどいとも簡単に、
芸術が「役に立たないもの」として俎上のものとされ、
みじめな錆びた包丁によって切り刻まれていくさまを
見なければならなかったからだ。
ハリケーンのような「ジャッジ」の勢力が、
一見つまらなく無価値にみえる
「気取った芸術」や「意味不明なゲイジュツ」を吹き飛ばしてしまった。
その嘘寒いほどの味気なさの前で僕は愕然とした。
オノ・ヨーコが服を鋏で切り刻む古いフィルムも、
ダダカンの「殺すな」も、「6月の雨の夜、チルチルミチルは」とか
「海で暮らす」のような歌も、首くくり栲象の切ないパフォーマンスも、
ビル・トレイラーが路上で描いたささやかな絵も、
布団の中でずる休みして震えながら読んだ菅野修のマンガも、
挑戦状のような鮎川信夫の詩も、
キセルして小国で聴いたスティーヴ・レイシーのサックスも、
めくるめく結晶か宝石のような赤い臓物のような高橋朝のドラムも、
無かったことにされてしまうのだろうか? 
そういうものが僕を作って来たのに。
すべて無用のものとして吹き飛ばされたあとで、
世の中はどれだけ味気なくなるだろうか。と恐怖したのだ。
そういう意味では、
1年半後に齎された志賀理江子「螺旋海岸」はまたとない贈り物だったし、
自分自身も吹き飛ばされない強度と、
澱みのないしなやかさを持たなければならないことを学んだのだった。
「おとのわ」がどうか、そんな少数者や無頼やクズや無意味、
あるいは砂浜のなかで見過ごされてしまいそうな
ごくごく小さな名もないきらめきを、
邪険に切り刻んだり吹き飛ばしたりしない、
大らかなイベントであり続けますように。

2013年2月4日 澁谷浩次


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澁谷さんの言葉、ずしんときました。
音楽や創作活動についての話ですが、
いろいろなことと通じている気がします。
私は震災後度々感じる、
一個人の内面への見えない暴力(圧力)について、
言っている気がしました。

「おとのわ」の次の日にこれを読んで
号泣してしまいました。
強く感じていながら言葉にできなかったことが
まさに言葉になっていたからです。

最後にあった
「大らかなイベントであり続けますように」
という言葉に励まされます。

「おとのわ」は、
脱原発を掲げるには弱すぎるでしょう。
ただの音楽イベントにしたら
余計なものや色がつき過ぎているでしょう。
誤解や偏見、先入観を生みやすい隙だらけかもしれない。
でも多くの人もそんなふうに、白黒はっきりできず、
いろいろな気持ちを抱えて生きているのではないでしょうか。

気楽に見えるイベントでも、
確かな基盤(暮らしの安心)がないとできません。
楽しく音楽を聴いたり、
住んでいる街で自分のペースで生きていける
「大らかさ」を守るために
「おとのわ」があったらいいなと思います。

特に誰かから何か言われたわけではありませんが、
澁谷さんの言葉を読んで、
「おとのわ」大盛況に浮かれて大事なことを
見失わないようにとあらためて感じました。


澁谷さん、ありがとうございました。
今年もyumboにご出演いただきうれしかったです。


text by 前野


『おとのわ 2013』 終わってその後 1


「おとのわ 2013」のご報告がこちらでできるように
ただ今画像の準備などしております。
もうしばらくかかりますが、
なるべくくわしくご紹介できるようがんばります。

ネット上でたくさんの方が
「おとのわ」の感想をアップしてくださっています。
ありがとうございます!



「かたりのわ」に
ご出演いただいた
石井ゆかりさんが
ご自身のブログに
載せてくださいました。




石井さんのトークの時がたぶん最大の入場者数でした。
会場を埋め尽くす人、人、人なのに、
皆さんしーんと耳をすましているので、
不思議と圧迫感はありません。
なんだか石井さんの星の語りを聞いているうちに
プラネタリウムにいるような気分になりました。

「おとのわ」終了までずーっと本の販売コーナーで、
サインに握手にお話しにと、
休む暇なく対応されていた石井さんの姿は感動的でした。
来てくださった方々に喜んで帰っていただきたい、
できることはしたい、
ということを本当に思っていて、実行される方なのだと思います。

今回、
石井さんは善意のボランティアで来てくださいました。
そうお願いしたのではなく、
お気持ちだけありがたく受けとらせて頂きます。
寄付のほうに回して頂ければと思います
というお申し出をいただきました。

石井さんの想いは日記を読むとわかるように、
震災後に何度も宮城に足を運んでおられ、
ずっと当地を思いやってくださっています。
それが「おとのわ」にとってどんなにうれしいことか。

石井さん、
「おとのわ」に来ていただきありがとうございました。
素敵な星占いのお話しをどうもありがとうございました。


  *石井ゆかりさんの著書
   『星読み+』『親鸞』『星をさがす』を
   火星の庭で引き続き販売しています。
   お探しの方はぜひどうぞ。


text by 前野


2013年2月4日月曜日

ありがとうございました


  「おとのわ」大盛況のなか終了いたしました。
   会場にいらした皆様、
   いらっしゃれなかったけど応援&見守って下さった皆様に
   感謝申し上げます。なんだか、言葉になりませんが。
   一日が一ヶ月のような一年のような一日でした。
   またここから始まっていけたらいいなと思います。
   詳しい報告はまた!



2013年2月3日日曜日

おとのわ 当日券について

おはようございます。
いよいよ真冬の村祭り「おとのわ」本日開催です。

「おとのわ」当日券を若干数ご用意しております。
受付は12時を過ぎてからになります。
開場前だと外でお待ちいただくことになりますので、
防寒対策(カイロ、靴下重ね履き、腹巻きなど)をどうぞしっかりとお忘れなく!



たくさんの方々とつながって、つながって、つながって
たくさんの『わ』ができますように…
会場でお待ちしております!!

おとのわスタッフ一同

2013年2月2日土曜日

メールフォーム予約終了のお知らせ

こんばんは。
いよいよ、明日開催の”おとのわ”のチケットですが
ありがたい事に300枚を超えました。
本当にありがとうございます。
メールフォームの予約は只今をもって終了とさせていただきます。

尚、明日の当日券の販売ですが
またこちらのブログやツイッターなどで
発表させていただきますのでよろしくお願い致します。




もののわ ブース紹介 9


プロジェクトFUKUSHIMA!


      「おとのわ」に急遽、
       プロジェクトFUKUSHIMA!の参加が決定!
                  スタッフの高野さんよりご案内が届きました。


2011年3月11日、東日本を襲った大震災。
その5月に発足した「プロジェクトFUKUSHIMA!」。
「ノーモアフクシマ」でも「立ち上がれフクシマ」でもなく、
なんの形容詞もつかない「FUKUSHIMA」。
現在の、ありのままの福島を見つめることから始めたい。 
そんな思いで、遠藤ミチロウ、大友良英、和合亮一を
代表とする福島県内外の有志が集まりました。

2011年、2012年8月に福島市内をはじめ世界各地で
同時多発開催した「フェスティバルFUKUSHIMA!」。
インターネット放送局「DOMMUNE FUKUSHIMA!」の運営、
学びの場となる「スクールFUKUSHIMA!」の実施、
共鳴するアーティストたちによる作品発表の場と
支援金募集の仕組みを兼ねた「DIY FUKUSHIMA!」
などの活動を行っています。


これらの活動を通して、いまの福島を、
そしてこれからの福島の姿を、全世界へ向けて発信していきます。 
FUKUSHIMAをポジティブな言葉に変えていくために。















ブースでは「フェスティバルFUKUSHIMA!」でも
出店したオフィシャルグッズの販売をします。
これまでの活動内容もご紹介し、
プロジェクトについて少しでも知っていただけたら幸いです。


「プロジェクトFUKUSHIMA!」

もののわ 8


もののわ カエルノワ さんのブースで出店される
ナカヤママルシェ さんのご紹介です。

ヤマナカマルシェさんは、後々八百屋を始められるおつもりだったそうですが、
震災後、日々食べるものに不安を持つ中安心して食べられる物を
子ども達に残せるように、私達が買うことで作って下さる方々の生活を支え、
応援したい・・その思いでお店を始められたのだそうです。
静かな住宅街の中にあるお店はとても暖かな気持ちになる所です。
おとのわ当日はお店の長谷部さんが旬のお野菜をお届けに来て下さいます。

秋保の白菜、雪の下人参、大根、ヤーコン、紅大根、バターナッツ(かぼちゃ)、
熊本のポンカン。

日付が変わりとうとうあしたが おとのわ 本番となりました。
皆さんと冬の日曜お昼にレンサでお会いできる事を楽しみにしています。

みゆき





LOVE沖縄 ブース紹介

今回「おとのわ」を手伝ってくれるふーちゃんの橋渡しで
2人の素敵な作家さんの作品を「おとのわ」でご紹介できる事となりました。

根本きこさん
逗子でcoyaというカフェとokuという雑貨店を営み震災後に高江に移り住む。
主な著書「こどもと食べるごはん」文化出版局、
    「もののかたち+たべるかたち」ソニーマガジンズ 

虹色草木染 kittaさん http://www.kitta-sawa.com/
2006年〜千葉県鴨川市の里山にて草木染め天然素材の衣を本格的に制作し始める。
2011年、震災を機に沖縄県北部のやんばるへ移住。
薪の火で染め、小さな工房で制作しながら琉球藍の栽培、製造に携わる。
腫れの衣と日々の衣をテーマに結婚衣装から野良着、小物や包む、着る、
纏う、と何通りにも使える布などを制作している。
 



今回「おとのわ」に思いを寄せて下さったお2人の住む
沖縄北部の緑豊かなやんばるの森にある高江。
震災後多くの仲間が移住し生活をしている場所でもあります。
そこで生きている高江の人たち・いきものたちを踏みつけ追い立てて、
オスプレイ訓練用のヘリパッドを作ろうとしています。
そして今現在もその工事への抗議と説得のため座り込みを続けている人々がいます。
沖縄の基地だけでなく、原発のことや、汚染の瓦礫のことや、
税金のことや、食べ物のこと。
高江を考えていくと今私たちが抱えている色々な問題と
根っこが同じ事に気が付きます。
知っていきましょう。
つながっていきましょう。
「LOVE沖縄」のブースを通して、
沖縄へ思いをつなげていければと思っています。

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送っていただいた素敵なモノを少しご紹介します。。。

根本きこさん 
塩麹・小豆みそ・醤油麹・沖縄の野生酵素・フェンネルペースト・ディルペースト

kittaさんの天然素材の草木染め作品 http://www.kitta-sawa.com/
パッチワークのワンピース・色とりどりの5本指靴下・スカーフ・風呂敷etc…。
薪の火で染めているとあって、うっとりするほどきれいな生地からは
薪の香りがしました。素敵なモノたちと一緒に沖縄の風景まで
運んで来てくれたようです。


高江サポート手ぬぐい

冊子 ティダノワ http://tidanowa.ti-da.net/
   放射能から身を守ることや食の安全について学ぶための勉強会や
    イベントを企画開催し、ブログや冊子にて情報を発信している。

冊子 ピクニック http://appicnic.ti-da.net/
   沖縄が抱えている現状がわかりやすく書いてあります。

Voice of TAKAE  沖縄県東村高江で起きていること

また、宮崎の憲法九条を守る活動をされている”9ナイン”という
のお洋服も並びます。
「LOVE沖縄」ブースにぜひ遊びに来て下さいね。



2013年2月1日金曜日

もののわブース紹介 7


スタッフのゆんたです。開催ギリギリにブログ初登場です。
すみません。
2年目の今年、昨年以上の、わくわく感の環が広がっているおとのわに、感動しています。
初めてのぜったいに素敵な出会いになるだろうひとたち。
ずっと大好きなひとたち。
ますます仲良くなるだろうひとたち。
みんな集って、元気になって、こどもは大きくなっていく。
そんなおとのわになること、間違いなしの予感です。

さて、今回私からの「もののわ」のご紹介はおふたつ。

ひとつめは、岩手県遠野市で無農薬、無化学肥料、無肥料の自然栽培でお米と野菜作りをされている風土農園さんです。
風土農園さんは、昔ながらに冬の間に雪山に馬さんを入れて、薪を切り出すというところから始まる農家さん。
ササニシキの親品種、ササシグレを大事に守り育ててらっしゃいます。
ササシグレは、土と水と自然の力だけで育った天日干しの貴重なお米。もちもち感が特徴のコシヒカリやひとめぼれ等とは違い、米の原種により近いササ系は、冷えてもおいしく、モチ系と違ってアレルギーを起こしにくい種類と言われています。
手塩にかけた風土農園さんのお米、ぜひ味わってみてください!

風土農園さんとお会いしたのは、実は渋谷でちいたび(母子週末保養プロジェクト ちいさなたびJapan)ワークショプをさせていただいているデイライトキッチンさんにて。
デイライトさんでは、以前から風土農園さんのお米を使ってらっしゃるのです!
丁度お店にいらしていた風土農園さんをご紹介いただき、「玄米のとぎ汁乳酸菌ワークショップ」に奥様も参加してくださいました。同じみちのくの仲間として、今回みちのくの奥座敷(座敷わらしもいるでしょう!)遠野から、ご参加くださり、とってもうれしいです。
サイトはこちら、ぜひご覧ください。
http://mayumail.exblog.jp/

ふたつめは、「シュタイナークラフトグループ」
こちらは、私の本業である、シュタイナー教育の虹のこども園の保護者の有志の方々の手仕事会です。
シュタイナー教育で用意される、素朴で、人の手のあたたかさがしっかりつまったおもちゃの数々。こどもたちは、こうした素朴で、この地球のエレメント(地水火風)から生みだされた、五感をしっかりと育ててくれる本物の素材と触れることによって、健やかな生命力を培っていきます。
お母さん方の、あたたかさがにじみでるおもちゃ、なかなか普段目にする機会のないかたも、どうぞお楽しみにしててくださいね。

奈良大介さんからのお便り


     おとのわにご出演の奈良大介さんより
       お便りをいただきました。


元気ですか?
大人も子どもも、
男も女も、
老人も中年も、
犬もねこも、
みんなで楽しむのが音楽です。
音で解放し、
音でつながり、
おとのわを作っちゃおー!!

奈良大介より



  ☆奈良さんには、オープニングを
    ジャンベの音で飾っていただきます。
    東アフリカの太鼓が会場中に響きますー。

  ☆奈良さんと一緒に楽器を演奏する
    リズム遊びの時間もあります。
    参加ご希望の方は、
    音のなるものを持ってきてください。
    (会場でもいくつか用意します)




つくるのわ リボンヌ手芸部


今日は、もうひとつの”つくるのわ”の”リボンヌ手芸部”さんより
メッセージが届いていますので紹介しますね。

リボンヌ手芸部仙台
リボンヌ手芸部では、しょうがいのある方々が作ったクラフトや福祉施設からでた廃材を手芸素材として購入し、アクセサリーや小物雑貨に作り変えて販売しています。
ただ単に、モノをリメイクして販売することが目的ではありません。
新しい価値を生み、新しい関係性を築くこと。
あたたかい「場」を創り出すこと。
そして、社会と福祉の架け橋になることこそが、
リボンヌ手芸部の目指す「部活動」です。
おとのわでは、福祉施設の方がペイントした米袋を使ってブローチを作ります。
大人も子どももよってらっしゃーい!!

「部活動」!懐かしいですね〜。
乙女な部活動リボンヌ手芸部でブローチをつくってみませんか?
どんなブローチができるかは、当日までのお楽しみ。。。